イタリア・ミラノ市、ダライ・ラマに「名誉市民」称号授与、中国は強く抗議―米メディア

Record China    2016年10月21日(金) 18時30分

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20日、中国外交部の華春瑩報道官は、イタリアのミラノ市議会が同日、同市を訪問するチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世に名誉市民の称号を授与したことに強い不満と断固とした反対を表明した。写真はミラノ。

2016年10月20日、中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は、イタリアのミラノ市議会が同日、同市を訪問するチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世に名誉市民の称号を授与したことに強い不満と断固とした反対を表明した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

華報道官は「ダライ・ラマがいかなる身分や名義でいかなる国を訪問し反中国分裂活動を行うことにも、またいかなる国の政治関係者といかなる方式で接触することにも、中国は断固反対する」と述べた。

AP通信によると、中国の駐イタリア大使館も同日に出した声明で「ダライ・ラマに名誉市民の称号を授与することは、中国人の感情を著しく傷つけ、両国の関係と協力に悪影響を及ぼす行為だ」と非難した。

ダライ・ラマ14世はイタリア紙ラ・レプッブリカの取材に応じ「チベットの状況は依然として極めて深刻だ。チベット人は抑圧を受け続けており、多くの基本的人権が奪われている」と述べていた。(翻訳・編集/柳川)

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