人民網日本語版 2016年10月21日(金) 15時20分
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中国中央テレビの記者がこのほど、列車の外側にまで乗客があふれ出るトレイン・サーフィンで知られるムンバイ近郊鉄道と中国製のムンバイ・メトロ1号線に乗り、「乗り比べて、中国製の鉄道がどれほど快適かが初めて分かった」と話した。
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中国中央テレビ(CCTV)の董倩・記者がこのほど、インド・ムンバイで、列車の外側にまで乗客があふれ出るトレイン・サーフィンで知られるムンバイ近郊鉄道と中国製のムンバイ・メトロ1号線に乗り、「乗り比べて、中国製の鉄道がどれほど快適かが初めて分かった」と話した。ムンバイの地元の人も取材に対して、「中国製の地下鉄に乗れば、時間も節約できるし、とても快適で安全」と絶賛している。
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董記者はまず、ローカルトレインであるムンバイ近郊鉄道を体験し、都市の北から南まで乗った。同鉄道は、セントラルライン (中心部線)、ウェスタンライン (西部線)、ハーバーライン (港線)の3路線があり、体験したのはウェスタンライン。
ラッシュ時間帯でもない午後2時ごろだったものの、列車の外にもたくさんの人が乗っており、車内もすし詰め状態で蒸し暑さが漂っていた。
インドの列車というと「トレイン・サーフィン」がよく知られている。董記者は今回、まさしくそのような状況を体験することができた。
董記者は「インド人が列車の外に乗るのが好きな理由が分かった」といい、その理由に関して、「まず、車内はすし詰め状態。次に、車内はムシムシしているから」と説明した。
しかし、「反対側から来る列車としょっちゅうすれ違うので、トレイン・サーフィンはとても危険な行為」だ。
ムンバイの人口は約3000万人。これほど多くの人口を抱えながら、都市交通のインフラ建設は遅れている。人は多く、車は少ないという結果、毎年3000人以上が鉄道上で亡くなっているという。
次に、董記者はムンバイ・メトロ1号線を体験した。同地下鉄は2014年6月に開通して以降、ムンバイの新たなランドマークとなっている。同地下鉄の全ての車両が中国製だ。
ずっとムンバイで暮らし、働いているという市民のサージエ(音訳)さんは、以前はずっとローカルトレインで職場に通っていた。しかし、地下鉄開通後、最初はローカルトレインに乗って、それから地下鉄に乗り換えて職場に通う生活に変わった。そのため、誰よりも、ローカルトレインと地下鉄の違いを強く感じている。
「ローカルトレインと比べて、中国製の地下鉄は時間も節約できるし、とても快適で安全」とサージエさん。
近年、インドの経済は急速に発展しているものの、13億の人口を抱えるインドの全ての地下鉄を合わせても、米ニューヨークの地下鉄の全長に満たない。
しかし、インド政府は現在、史上最大の都市建設計画を打ち出している。22都市で計画されている地下鉄建設プロジェクトは合計約330億ドル(約3兆3000億円)規模。地下鉄の分野では、世界一流の中国企業にとっては、巨大な商機であることに疑いの余地はない。中国の鉄道車両メーカー・中国中車は今年8月から、インドに投資して建設した工場での生産を始めている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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