＜大雪＞国土が雪に覆われる！積雪面積128万平方キロメートル、15の省と市に被害―中国

2008年2月1日、中国中・南部で猛威をふるう大雪の被害は拡大を続け、15の省と市で128万平方キロメートルの国土が雪に覆われている。ニュースサイト「中国新聞網」が伝えた。

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多いところで連続22日間降り続いた大雪は、中国の観測史上50数年ぶりとなる積雪を各地で記録。1月29日の観測では、安徽省中部と江蘇省南部などの各地で30cmから45cmの積雪が報告された。このほかにも浙江省、江西省、山東省、河南省、湖北省、湖南省、貴州省、雲南省、四川省、陝西省、広西チワン族自治区、上海市、重慶市でも深刻な積雪被害が生じており、これらの全地域で積雪面積は128万平方キロメートルに達した。

この冬、中国上空の大気の状態は特に不安定で、西南部の湿った空気と北部の強い寒気が絶え間なく黄河の南で合流。これが各地に1949年以来の大雪をもたらしていると国家気候センターは分析している。気象専門家は、1949年の大雪より今回のほうが広範囲で降り続く時間が長く、降雪量の多さから被害も大きいと指摘。今後の積雪被害はさらに拡大するとの見方を強めている。（翻訳・編集/本郷）