フライメディア 2016年10月13日(木) 13時50分
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中国の大型連休も7日(金)で終わり、8日(土)と9日(日)は振替出勤日で、通常通りの勤務が始まった。まさに「楽あれば苦あり」で7日間の連休の後は、7日間の連続出勤が待っている。
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日本の連休と少し違うのが、中国の連休前後にあるこの振替出勤。休日を増やさないように調整されるのが振替出勤で、今回は8日(土)と9日(日)が出勤となる。最も振替出勤日に有給休暇をとり、引き続き休む人が多いことや海外は週末にあたるため、仕事モード全開とはいかず、本格的に仕事がスタートするのは10日(月)以降になる。
メディアやSNSでは国内外に旅行に出る人数を大きくとりあげているが、留守番組も当然多く、あえて人出が多いこの期間を避けて旅行する人も少しずつだが増えている。これまで国慶節連休というとガラガラだった地下鉄の光景も減ってきた。上海でも、旅行に行くだけではなく、日頃忙しすぎてできない趣味やスポーツを満喫したり、ボーッとカフェでまったり過ごしたり、と若者を中心に、連休中の過ごし方が多様化してきた。
近年の物価上昇と競争社会で、上海に居住する或いは勤務する人のストレス値は全国でも一番高いと言われている。旅行に出るのもストレス発散の一環なのかもしれない。この時とばかりにまとめてストレスを解消しようと、この大型連休を楽しみに仕事に励む人も少なくない。
まだ一部のホワイトカラーに限るかもしれないが、物質的な豊かさよりも精神的な豊かさを求める傾向が強く、旅行にも体験型や癒し系のニーズが高まっている。「みんなが楽しめるツアー」よりも「私だけのツアー」志向が強い。留守番組も同じで、上海市内でも癒し系のカフェやテーマ型ショッピングモールなどに人気が集まり、のんびりと休暇を楽しむ光景が広がっていた。
こうした大型連休を過ごすと、ストレス解消には効果抜群だが、その反動で連休が明けてもなかなか通常の生活リズムに戻れずに、苦労している人が多い。連休明けは仕事が再開しても、社員が1週間ほどは気分もそぞろというのも最近の企業における悩みだ。
気持ちは別として、通勤ラッシュや道路渋滞も8日(土)から復活するので、7日間静まりかえっていた上海は都市として再び動き出す。(提供/フライメディア)
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