精子を売ってiPhoneを買う若者たち、中国人の消費観とは?―シンガポール華字紙

Record China    2016年9月17日(土) 1時50分

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14日、シンガポール華字紙・聯合早報は精子を売ってiPhoneを買う若者が出現したと伝えた。

2016年9月14日、中国では腎臓を売ってまで米アップル社のスマートフォン・iPhoneを買いたがる人がいると報じられていたが、シンガポール華字紙・聯合早報は精子を売ってiPhoneを買う若者が出現したと伝えた。

iPhone7は中国では16日から正式に販売され、価格は5388元(約8万2400円)、iPhone7 Plusは6388元(約9万7700円)と高額だが、初回分は150万台が出荷されることになっている。

発売を前に、中国のネットユーザーが比較消費論からiPhone7を議論しており、「上海や南京の精子バンクに精子を売れば5000元(約7万6500円)になる」「1回売れば、iPhone7が手に入る」との書き込みもある。

一方、上海市のある老人介護施設は1ベッド月額4000元(約6万1000円)の費用がかかる。経済的に発展している上海市や江蘇省、浙江省の長江デルタ地域では標準的な施設で5000元(約7万6500円)程度、ハイクラスの施設では月額1万元(15万3000円)の費用がかかるところもある。

若者のiPhoneも、高齢者の施設も、どちらも中国の社会主義経済の構造的変化やシニア向けビジネスの自由化がもたらした需要だ。精子を売ってでもiPhoneを買ったり、高級介護施設に入居して屋内でゴルフに興じたりするような生活を送れば、なにがしかの幸福感は得られるのだろうが、それらの陰に見える価値観や判断には深く考えさせられるものがある。(翻訳・編集/岡田)

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