Record China 2008年1月24日(木) 21時39分
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2008年、中国の大学院入学試験受験者が減少。逆に留学希望の学生はどんどん増えている。以前は修士課程を卒業すれば大学の先生になれたが、現在では博士課程まで進まなければ先生になれないという。写真は試験勉強に励む湖南省の学生。
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2008年1月23日の「中国新聞網」によると、中国での大学院入学統一試験が先週終わったが、2001年から初めて受験者が減少し始め、今年も120万人と昨年の128万2000人から減少した。
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調査によると、国内の大学生の8割が、留学して勉強したいと考えている。また今後5年間は、国内の学校を卒業した学生よりも、留学した学生が帰国して就職する方が仕事を見つけやすいと考えている人が多い。専門家は、「国内の大学院は、院生に満足のいく研究をさせることに関して努力が足りない。すでに優秀なたくさんの大学生を海外へ行かせてしまった。中国の教育の質の低下は避けねばならない」と言っている。
東北農業大学の徐建成(シュー・ジエンチョン)学長助手は、「以前は大学生の就職状況に大きな心配はなかった。その頃、卒業後は大学院に進みたいと考える学生は、科学などの研究分野の仕事にたずさわりたいと考える学生たちだった。しかし、大学生の人数が増加するにつれて就職難になり、多くの学生が大学院に進んで自分の価値を高めようとした」と話す。
またハルピン工程大学人文学院の呉雲(ウー・ユィン)教授は、「近年大学院生の就職へのプレッシャーはどんどん大きくなっている。私の大学で03年に卒業した11人の大学院生のうち9名が大学での仕事を見つけた。04年に同じく11人の卒業生が大学での仕事に応募したが、なんと1名も採用されなかった。2年前までは修士課程を卒業した者は大学の先生になることができたが、今では博士課程までいかないと先生になれない状況だ」と話している。(翻訳・編集/浅野)
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