中国政府が湖水の環境回復に本腰、目標年次は2030年―中国

Record China    2008年1月23日(水) 14時45分

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1月22日の中国新聞社の報道によると、中国政府は汚染が著しい国内の湖水の環境回復に本腰を入れる。太湖や三峡ダム区などを重点地域とし、2030年を目標年次に定めている。写真はアオコで覆われた太湖。

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2008年1月22日、中国新聞社が伝えたところによると、中国政府は汚染が著しい国内の湖水の環境回復に本腰を入れる。政府の環境保護総局、発展改革委員会、財政部、建設部、水利部の関係5部局は共同で今後のロードマップとなる「湖水環境保護実務に関する意見」を発表した。

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それによると、急速な経済発展に伴う汚水の増加や処理施設の建設の遅れ、水源の乱開発などで中国の湖、河の水質は壊滅的な打撃を受けていると指摘。このままでは飲用水の確保をはじめ、洪水防止、発電、水運、生態系維持などが困難となり、国民生活に重大な影響があるとして、抜本的対策の必要性を強調している。

具体的には当面、太湖、巣湖、[シ眞]池の「三湖」のほか、三峡ダム区、小浪底ダム区、丹江口ダム区を重点保護地域に指定。また、洪澤湖、●陽湖(●は番におおざと)、洞庭湖および[シ耳]海でも水質改善対策を強化する。

意見書では重点保護地域が、環境破壊前の自然を取り戻し、流域の生態系が回復する目標年次を2030年に設定。とりあえず、2010年までに湖水の富栄養化傾向をストップさせ、水質が一部改善することを目指すとしている。(翻訳・編集/KT)

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