フライメディア 2016年9月13日(火) 14時40分
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上海で「DIY」という言葉をよく耳にするようになったのは3〜4年前のこと。当初はDIYにオンリーワンを求めていた女性がプリザーブドフラワーや花束でインテリア品やプレゼントを作っていた。
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上海で「DIY」という言葉をよく耳にするようになったのは3〜4年前のこと。当初はDIYにオンリーワンを求めていた女性がプリザーブドフラワーや花束でインテリア品やプレゼントを作っていた。「つくる楽しさ」も多少はあったとは思うが、どちらかと言うと「完成品」が他にない一点ものだということがポイントになっていた。そのため、一部をのぞき、DIYという言葉はまだ広く浸透していなかった。
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そんなDIY市場に変化が起こったのがここ最近のことだ。この数年の著しい経済発展ぶりで、上海でも競争社会がより激化し、職場や生活でストレスを抱える若者の声が多く聞こえるようになった。手を動かしてモノを作っていると心が癒されると、「DIY」が一気に流行になり、当初の「オリジナル品をつくる」という目的がその過程において癒しを求めるものへと、その認知度が変わってきた。
働いている女性も参加できるようにと、DIYのスタイルも平日の日中で奥さまたちを対象とした時間帯に集客してきたものが多様化してきた。「仕事が忙しくて時間が分からない、出張が頻繁などの理由で、教室のような継続する形式のクラスではなかなか通えない」と言う若者向けに、会社帰りや休日に参加する単発の体験ワークショップが多く登場した。
予約なしでも当日飛び入りで参加できるようにし、価格も材料や講義代込みで1回150〜300元(約2600〜5500円)と手頃な価格。「DIYのワークショップに参加していると、仕事の疲れを忘れるから楽しい」と言うのは貿易会社に勤める陳さん(20代後半・女性)
ヨガやダンスなどスポーティな習い事もブームになったが、心のバランスを健康に保つめに、こうして手を動かして何かを作る癒し系DIYにはまる女性が増えている。自分で作ったものを自宅で一人楽しむという「自分空間」を大事にする若者が増えてきたのも、若者のライフスタイルの変化を垣間みるようである。(提供/フライメディア)
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