Record China 2008年1月21日(月) 18時39分
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1月20日付の「中国中医薬報」は「体罰的なしつけは子供の性格をねじまげてしまう」との専門家の意見を紹介。「体罰も愛情のうち」との中国の伝統的教育観に警鐘を鳴らしている。写真は安徽省阜陽市の家族。
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2008年1月20日付の「中国中医薬報」は天津市家庭教育研究会の関穎(グワン・イン)事務局長のインタビューを掲載。「体罰的なしつけは子供にトラウマを与え、性格をねじ曲げてしまう可能性が高い」とのコメントを紹介し、保護者らに注意を呼び掛けた。
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中国には「子供はぶたなければ立派な人間にならない」との諺もあり、体罰は「愛情あるしつけの範囲内」として伝統的に是認される傾向にある。
しかし、関事務局長は子供への暴力には5つの問題点があると指摘。第一に子供のプライドを傷つけ、ぶてばぶつほど逆に反抗心を持つこと。第二に子供が人の顔色ばかり見て、ウソをつくようになってしまうこと。第三に両親を嫌い、報復まで考えるようになること。ある母親は子供に「今に見ていろ。何年か後になったら復讐してやる」とまで言われたという。第四に子供に暴力的な性格を植え付けてしまうこと。第五に両親の威厳が失われてしまうこと。ある子供はぶたれた後に父親に対し「あんたには何が出来るんだ。子供をぶつぐらいしか能がないじゃないか」と言い放ったという。
一人っ子政策による少子化や経済成長による社会の変化で、小さな子供を持つ若い父母らにしつけについて迷いがあるのも事実。関氏の提言は今後、教育現場などでも議論を呼びそうだ。(翻訳・編集/KT)
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