Record China 2008年1月18日(金) 9時59分
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8日、遼寧省で下水が水道水に混入し、大量の住民が中毒症状で病院に運ばれる事件が発生した。15日の時点で患者は千人以上。水道施設の設計ミスの可能性も指摘されている。資料写真。
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2008年1月8日、遼寧省阜新市太平区の高徳花園地区で、大規模な水道水汚染事件が発生した。15日午後6時の時点で2639世帯に被害が及び、1139人が治療を受け、その内59人は入院した。今のところ死亡者はなく、患者の病状は落ち着いているという。「南方網」が17日伝えた。
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汚染水による中毒症状は嘔吐と下痢で、8日午後の時点で数十人の患者が発生し、翌9日にはさらに被害が拡大した。通報を受けた救急センターは、13台の救急車を現場に差し向け、24時間休みなく患者を病院に搬送し治療を行った。
阜新市水道会社と衛生部の調査によると、水道水に下水管の汚水が混入したことが、中毒の原因。下水管の排水がつまり、その圧力で水道水の貯水池の止水弁が動かなくなり、汚水が貯水池に流れ込んだという。水道水の貯水池と下水管が、5m弱しか離れてないという設計に問題があると指摘する住民もいる。
市委宣伝部部長は、「事故の原因を追究するとともに、責任の所在を明らかにしたい」と語っている。事件後、市政府は、汚染された貯水池の排水と消毒を開始し、6台の消防車で住民に給水やミネラルウォーターの配布を始めた。中毒患者は無料で治療を受けられるという。(翻訳・編集/高橋)
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