<リオ五輪>開会式には「日本の要素」が盛りだくさん、一体なぜ?―香港メディア

Record China    2016年8月10日(水) 23時0分

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9日、鳳凰網は現地時間5日に開催されたリオデジャネイロ五輪の開会式をめぐり、「なぜ日本の要素がこれほど多く取り入れられたのか?」と題する記事を掲載した。写真はリオ五輪の開会式。

2016年8月9日、鳳凰網は現地時間5日に開催されたリオデジャネイロ五輪の開会式をめぐり、「なぜ日本の要素がこれほど多く取り入れられたのか?」と題する記事を掲載した。

リオのマラカナンスタジアムで午後8時に始まった開会式はブラジルの歴史、文化がふんだんに盛り込まれた内容だった。日本からの移民をテーマとした演出は、広島に原子爆弾が投下された日本時間の6日午前8時15分頃にスタート。記事は「19世紀に中東からの移民ブームが起こり、シリア人がさまざまなものを持ち込んだ後、日本人がブラジルに出現した。彼らは移民の『主流』になった」と紹介し、「ブラジルには数多くの日本人街ができた。日本人によって柔道や禅、仏教が持ち込まれた」と説明、「中国でも労働力不足に悩む現地に大量の移民を送り込もうとする動きがあったが、日清戦争での敗北などを受け、ブラジル政府の目は日本からの移民受け入れに向けられた」と伝えた。

記事はさらに「日本からブラジルに渡った移民の第一陣は1908年に神戸の港から現地に向けて出発した。移民の多くはより良い生活を求めて故郷を離れた農家出身者で、ブラジルでは中国からの移民同様、コーヒー農場の労働力となった」と紹介。「第2次世界大戦中は日本とブラジルの往来が途絶えたが、戦後は多くの日本人がブラジルでの定住を決意し、巨大な日本人ネットワークを築いた」「1980年代に日本経済が上向く一方、ブラジル経済には問題が出現し始めた。多くの日系ブラジル人が仕事を求めて日本に移住した」と続け、「日本に暮らすブラジル人は約27万人。アジアでポルトガル語を理解する人のうち、日本在住者が占める割合が最も高い」「ブラジルは世界で最も日系人が多い国だ」と最近の状況に言及、ブラジル生まれのボサノバ歌手・小野リサさんが日本でボサノバを広めたことにも触れている。(翻訳・編集/野谷

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