中国製品の輸入激増に不満表明、貿易赤字も急増―インド

Record China    2008年1月15日(火) 17時5分

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インドで中国製品の輸入が大幅に増え、対中国貿易赤字が急増。このままではいずれ完全に中国からの輸入に頼らざるを得ない情況に陥ってしまうと業界団体が報告した。資料写真。

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2008年1月14日、財政経済時報の報道によれば、13日、インド商工連合会が、2001―02年度以降、中国の対インド輸出が8倍以上に激増し、インド市場が多くの製品について中国からの輸入に依存しているとの報告を発表した。電子・電気製品部品、自動車部品、医薬抗生物質、プラスチック配管、水道管などで約半数が中国からの輸入品となり、両国の貿易が大幅に増加した一方、それに伴いインドの貿易赤字も急増しているという。

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報告では、01―02年度では中国製品がインドの工業総生産額に占める割合は1.8%だったが、06―07年度では、10%以上にまで拡大している。両国の貿易額は、01―02年度は25億ドル(約2800億円)だったが、06―07年度では250億ドル(約2兆8000億円)を超え、同年度の対中国貿易赤字は92億ドルまで増大した。

07―08年度では、両国の貿易額は300億ドルを超えると予想されているが、今年度上半期でインドはすでに87億ドルの赤字が出ており、年間の対中国貿易赤字は120億〜140億ドルになると予想されている。このままでは、いずれインド市場の多くの製品が完全に中国からの輸入に頼らなければならなくなると、報告では懸念が表明されている。(翻訳・編集/岡田)

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