中印首相が国境問題など議論、6つの共通認識得る―北京市

Record China    2008年1月15日(火) 13時56分

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14日、中国の温家宝首相とインドのシン総理が北京人民大会堂で会談を行い、国境問題などについて意見を交わした。

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2008年1月14日、中新社によれば、中国の温家宝首相は14日、訪中しているインドのシン首相と会談を行い、今後の両国関係の発展について6つコンセンサスを得たと、中国新聞網が伝えた。

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1、より高レベルで密接な往来を行い、相互の政治的信頼を強化する

2、両国外務大臣の年内訪問を実現し、両国の第4回戦略的対話を行う

3、相互の投資規模、エネルギー資源、科学技術、環境保護などの分野における協力を強化し、両国地域の貿易について協議を行う。2010年の両国貿易額目標計画をこれまでの400億ドル(約4兆3000億円)から600億ドル(約6兆5000億円)に増強する

4、人文科学分野の交流を拡大し、中印交流基金を設立、両国青年の100人規模訪問団の活動を行い、2010年の“インド節”と“中国節”を共同で開催する

5、軍の交流と防衛対話を強化し、両軍の第2回反テロ共同訓練を行う

6、両国の国際的、地域的協力を密接にし、伝統的、非伝統的な脅威に協力して対応する。

温首相は、近年来、中印国境問題について積極的な進展が得られ、双方が互恵的な協力関係を維持し、両国関係の枠組みを実現させたいとし、国境問題解決に先立ち、双方が国境の安全維持に努めていくとした。シン首相は、インド側は両国の国境問題解決を希望しており、中国と協力して解決してくことに期待を表した。また、インドは今後も「ひとつの中国」政策を維持し、台湾の独立に反対していくことを表明した。

会談後、両首相は「中華人民共和国とインド共和国の21世紀の協力に関する展望」に調印するとともに、他の二国間協力文書の調印式に出席し、共同記者会見を行った。また、両首相は中印連合医療団の発足式に出席した。(翻訳・編集/岡田)

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