07年の中国電子情報産業、営業収入は84億円―中国

2008年1月12日、中国情報産業部によると2007年の電子情報産業の営業収入は、5億6000万元（約84億円）に達し、情報産業の付加価値率はGDPの7．9％を占めた。「中国新聞ネット」が報じた。

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「第1回中国電子製品製造工程技術フォーラム」が12日深セン市で開催され、情報産業部経済体制改革と経済運営司の王秉科（ワン・ビンカー）副司長が演説を行った。それによると、中国の電子情報産業は2007年も引き続き速いスピードで伸びており、中でも通信産業業務の収入は8500億元（約12兆7000億円）以上、前年同期比11．4％増を記録した。

固定電話と移動電話のユーザーは3億6000万人に上り、携帯電話の普及率は先進国並みの水準にまで達した。インターネットのユーザーは1億8000万人。電子情報産業の営業収入は昨年同期比18％増、電子製品の輸出高は4500億ドル（約48兆9000億円）に達し、輸出高全体の37．6％を占めた。

王副司長はまた、中国の電子情報産業の規模は世界上位を占めるが、営業利益率は3．5％に過ぎず、付加価値ベースで見るとまだ世界水準に達していない。輸出の92％が組み立て加工となっており、今後はより高付加価値なコア技術や知的財産権などの分野を強化していく必要があるとも述べた。ソフトウエアや集積回路（IC）の開発、次世代携帯電話などを重点項目にしていくという。中国の電子情報産業は主にコンピューター関連、通信設備、電子部品などからなっている。（編集・翻訳/NN）