人民網日本語版 2016年8月2日(火) 3時0分
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ゴキブリを見かけたら、まず退治!というのが多くの人の反応だろう。しかし、インドのある研究者は、嫌われ者のゴキブリが「スーパーフード」の材料になるかもしれないことを発見したという。資料写真。
ゴキブリを見かけたら、まず退治!というのが多くの人の反応だろう。しかし、インドのある研究者は、嫌われ者のゴキブリが「スーパーフード」の材料になるかもしれないことを発見したという。中国新聞網が伝えた。
海外メディアの報道によると、インドの幹細胞生物学・再生医学研究所(Institute for Stem Cell Biology and Regenerative Medicine)の研究者は、ディプロプテラ・ゴキブリ(Diploptera Punctata)の分泌液に豊富な栄養素が含有されていることを発見した。その栄養素は牛乳に勝り、高カロリーで将来は「スーパーフード」の材料になる可能性もあるという。
ディプロプテラ・ゴキブリは、ゴキブリとしては唯一、胎生で繁殖することで知られ、メスはタンパク質の結晶である「ゴキブリミルク」を分泌して幼虫を世話する。研究者は、この結晶には、タンパク質や必須アミノ酸、脂肪、糖分などが含まれ、含有するカロリーは牛乳の4倍であることを発見。その他、この結晶状の「ミルク」のカロリーは、ゆっくりと時間をかけて消化されるのが特徴という。
研究者は、「この『ゴキブリミルク』は、将来タンパク質の補給に使えるかもしれない」としている。ただ、ゴキブリのミルクは、生産量があまりにも少なく、研究者は、実験室で「ゴキブリミルク」を生産する計画という。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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