Record China 2008年1月10日(木) 11時42分
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深セン市が国際的大都市建設に向け、シンガポールへ大規模な考察団を派遣。今後、同市はシンガポールを“第2の師匠”として発展を目指していく。写真は深セン市のCBD。
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2008年1月9日、南方都市報によれば、2007年12月、新たに広東省委員書記となった汪洋(ワン・ヤン)氏が広東省委員会第10回第2次全体会議において、深センはさらに生まれ変わり、国際的な大都市と競合していかなければならないと語ったそうだ。深セン市政府は、2007年8月から大規模な考察団をシンガポールへ派遣している。南方網が伝えた。
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深センの時事問題を扱うサイト「因特虎」(InterHoo)の論客であり、深セン商業研究会責任者である金心異(ジン・シンイー)氏によれば、この大規模な考察団の派遣は、07年7月23〜27日の許宗衡(シュー・ゾンヘン)深セン市長によるシンガポール視察が契機とのことだ。わずか数日の間に代表団はシンガポール国家発展部をはじめ、市区重建局、陸路交通管理局、国家環境署、公共事業局など多くの部門を訪問している。この訪問で市長ら関係者は確かな感触をつかんだらしく、現在の大規模な考察派遣に至ったようだ。
深セン市社会科学院の長楽正(チャン・ユエジョン)氏によると、シンガポールでは、政府の都市全体の発展に関する主導的役割が明確であり、中国本土に近いという。これまで隣接する香港を手本としてきた深センにとって、シンガポールは言わば第2の師匠となる。
深セン大学の呂元礼(ルー・ユエンリィ)教授も、シンガポールには学べる点が多く、様々な面で中国の背景と合致していると指摘する。シンガポールも一党独裁であり、政府の社会に対する干渉が比較的多く、西洋諸国と比べ政府の主導力が強いことが特徴で、中国はシンガポールの発展に学ぶ点が多いという。とくにインフラ等ハードの面では充実している深センだが、ソフトの面では不足が多く、今度シンガポールに追いつくには相当の努力が必要だとし、考察団の成果が期待されているようだ。(翻訳・編集/岡田)
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