全国の業種間賃金格差、最大6倍近くまで!―中国

Record China    2008年1月8日(火) 17時34分

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中国の業種間賃金格差が広がっている。省によっては最大6倍近くにまで広がっていることが国家プロジェクトの調査研究から判明した。

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2008年1月8日の中国新聞網の報道によると、1978年―2006年の調査研究の結果から、2002年以降、業種間の賃金が二極分化していることがわかったと、第一財政経済日報が伝えた。

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この調査研究は国家社会科学基金重要プロジェクトとされている「国民収入の分配状況の調整、収入の分配格差縮小の政策研究」による成果の一部。

プロジェクトでは、1978年から2006年までの代表的な業種の一人当たり実質賃金の分布について調査研究を行い、その結果から、中国の賃金分配状況が二極分化してきており、大多数の人の収入が平均レベルにあり、一部の人が際だって高い水準にある一方で一部の人が低い水準に置かれているという状況にあることがわかった。

データによると、1978年、国家統計局が分類した16大業種で、賃金の最も高い電力、ガス、水道の生産・供給業と、最も低い社会サービス業との間で一人当たりの賃金比は2.17倍だったが、2006年では、賃金が最も高い情報サービス、コンピューターサービス、ソフトウェア業界と、最も低い農業との間で一人当たりの賃金比が4.69倍にまで達しており、格差の最も大きい省では、6倍近くにまで広がっているという。(翻訳・編集/岡田)

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