南京大虐殺記念館が関連写真を募集、80周年に向け「歴史のしるし」探す―中国

人民網日本語版    2016年7月10日(日) 1時30分

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中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞記念館で6日から「歴史のしるし」と題する写真資料を募集する活動が始まった。

中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞記念館で6日から「歴史のしるし」と題する写真資料を募集する活動が始まった。中国国内外を対象に、南京大虐殺や中国を侵略した旧日本軍が強制連行した「慰安婦」「抗戦」などをテーマにした写真のほか、記念館建立の過程を捉えた歴史的写真も募集している。新華網が報じた。

同館の張建軍館長によると、南京大虐殺から来年で80年。「歴史の記憶を伝承していく立場にある当館は、南京大虐殺や慰安婦などに関する写真を集めて展示することで、犠牲になった同胞を追悼すると同時に、歴史を蘇らせ、歴史的資料を国民の記憶に転化していきたい」という。

今回募集する写真は主に▽1947年に国民政府が初めて南京大虐殺の犠牲者を追悼する活動を行って以降、江蘇や南京などの地域で実施された抗戦勝利記念活動、南京大虐殺の証拠・遺跡などに関する資料・写真▽1985年に記念館が開館してから今に至るまで、各界で保存されている、抗戦、南京大虐殺、慰安婦関連の写真---の2種類。その他、上記の写真を掲載した新聞や雑誌などの資料も募集している。

写真は後世に歴史の記録として残すことができる。大虐殺から80周年を迎え、同館は写真展「歴史のしるし」を開催する計画。張館長は「同活動を通じて当館が所蔵する資料が一層豊富になり、また人々に歴史の再教育と再伝播していく上で助けとなり、この特殊な歴史を写真を通して、さらに多くの人々の心に深く刻み込まれることになる」と語った。募集は今年の12月31日まで行われる。(提供/人民網日本語版・編集KN)

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