人民網日本語版 2016年7月7日(木) 0時0分
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写真の「マッチョ系男子」は邱懐徳さんだ。2012年、当時20歳だった邱さんは「神経変性疾患」と診断された。現在、卒業間近の彼は体調が目に見えて良くなっただけではなく、主治医の勧めで進学し、リハビリテーション医学の道に進むことになったという。
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写真の「マッチョ系男子」は、2011年に南京医科大学に入学、このほど卒業する邱懐徳さんだ。2012年、当時20歳だった邱さんは、「神経変性疾患」と診断された。一時は、松葉杖がなければ歩けない状態まで病状が進んだ。現在、卒業間近の彼は、体調が目に見えて良くなっただけではなく、主治医の勧めで進学し、リハビリテーション医学の道に進むことになったという。揚子晩報が伝えた。
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邱さんは、高校生あたりから、スムーズに歩けないと感じるようになり始めた。まず手が震えるようになり、高3の時には、震えが突然全身に広がった。医師には手の施しようがなく、病気の理由を突き止めて正確な病名を診断することもできなかった。学校に通いながら医師を訪ね回り10年近くが経過していった。この経験が、彼に医学の道を進もうという意思を固めさせた。
ある教師の紹介で、邱さんは南京医科大学リハビリテーション医学院院長で南京医科大学第一附属病院リハビリテーション医学センターのセンター長を務める励建安教授と出会った。「励教授は、私の病状について、過去の診断とは違う見方を示した。教授は、それまで服用したことのなかった薬を処方し、さらに、筋力と心肺能力の向上を目的としたリハビリ・トレーニングを私に勧めた」と邱さんは話した。しばらくその治療を続けると、彼は自分の病状が目に見えて良くなってきていると感じるようになった。最初はほとんど自分の脚で歩けなかったが、次第にゆっくりとだが歩けるようになったのだ。
医師のアドバイスを受け、病院のリハビリ医学センターでエアロバイクを使った心肺機能トレーニングをするほか、邱さんはジムで体幹トレーニングを始めた。「トレーニングを始めて間もない頃は、杖をついてよろよろとジムに入っていったものだった。でも他人から向けられる変わったものを見るような視線など気にせず、私はただひたすら強くなろうと努力した」と話す彼は、10カ月間トレーニングを続けた。「最初は負荷を加えることなど全くできなかったが、今はベンチプレス60キロ、懸垂を10数回こなすことができる」と邱さん。
邱さんの病状は今ではずいぶん回復した。「昨年、リハビリ訓練を始めたばかりの頃、体重は52キロしかなく、痩せ型だったが、今では59キロに増え、筋肉がつき、とくに上腕は大きく発達した。休まずに1キロ歩くことができるようになり、身の回りのことは自分でできるようになった。この1年、松葉杖を使うことはなくなった」と彼は笑いながら話した。(提供/人民網日本語版・編集KM)
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