Record China 2008年1月3日(木) 9時21分
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犯罪の複雑化に対応するため、警察学校での教育体制を訓練中心に変更し、大学卒業生を募集していくという。写真は中国人民公安大学。
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2008年1月2日、中国人民公安大学などの警察直属校では、警察官の教育・養成体制を、「知識教育」から「訓練養成」重視へと重大な改革を行うため、08年秋から警察直属校への大学新入生の募集を中止、今後警察官候補として大学卒業者を募集していくという。「新華社」が伝えた。
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こうした改革は03年に上海の警察専門学校が導入。07年には北京警察学校も知識教育中止の方針を公表していた。今回、警察直属校である中国人民公安大学や中国刑警学院が警察官の教育・養成体制の改革を打ち出し、08年秋から大学新入生の募集中止を決定し、同校への入学希望者を大学卒業生に限定したことにより、この施策は今後全国の警察学校でも順次採用されていくと見られている。
警察関係者によると、欧米など発達した国々では、警察学校で知識教育を実施するところはなく、高等教育を受けた社会一般の人々に対して警察官を公募し、警察学校では専ら業務訓練を実施、合格者が正式な警察官として採用されている。中国ではまだ正式な内容は未定だが、今回の改革はこうした国際的な流れに追随するものだという。
また専門家は、こうした違った教育背景の学生を募集する理由として「技術進歩のスピードに追いついたり、業界を跨いだ複雑な犯罪に対応するためだ」と説明している。(翻訳・編集/HA)
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