中国海軍のリムパック再参加が発する4大メッセージとは?―中国メディア

人民網日本語版    2016年6月20日(月) 20時20分

拡大

中国海軍艦隊が米国ハワイで合同軍事演習「リムパック2016」に参加するため、舟山の某軍港から出航した。写真は中国海軍。

中国海軍艦隊が米国ハワイで合同軍事演習「リムパック2016」に参加するため、舟山の某軍港から出航した。海軍軍事学術研究所研究員の張軍社氏は、今回のリムパック参加が発する4大メッセージとして以下を挙げた。中国軍網が伝えた。

■中米両軍関係の前進を推進

6月初め、中米両国はリムパックへの中国海軍の参加を発表した。米国主導の同軍事演習に中国海軍が参加するのは2014年に続き2回目だ。張氏によると、これは中米両軍の新型の軍事関係の一層の深化と拡大、協力拡大という中米両国の願いを示すものだ。中米間にいくつかの摩擦が存在することは否定できないが、中国海軍がリムパックに再び参加することは、摩擦を解決し、溝を解消し、協力を強化する誠意を示すものだ。

■責任ある大国としての国際的責任を示す

世界各国と共に非伝統的安全保障の問題に対処し、世界の平和を促進することは、責任ある大国としての中国のしかるべき国際的責任だ。張氏によると、今回のリムパックで中国海軍は救援・救護関連の演習に積極的に参加する。中国海軍は再び病院船「平和の方舟」を派遣して海上医療救護演習に参加するとともに、総合潜水艦救難艦「長島」を潜水艦救難演習に参加させる。これは中国にとって国際的な人道的救援義務の履行における一層の経験を積むことになる。

■自信・透明・開放という中国海軍のイメージを示す

参加各国海軍は中国軍を近距離で見ることができる。中国海軍は再び平和維持の部隊として国際的舞台に姿を見せる。これは各国間の理解と相互信頼の強化にプラスだ。張氏によると、中国海軍が演習に派遣する艦船5隻はいずれも中国が独自に設計・製造した先端的な近代的装備であり、中国海軍の主力兵力の水準をある程度代表している。新装備を示すこと自体が一種の国際的自信であると同時に、開放的で透明な姿を十分に示すものだ。

■他国海軍との理解深化の願いを示す

国際軍事協力・交流への参加を通じて他国海軍との相互理解・信頼を強化することも、今回のリムパック参加の目的の1つだ。張氏によると、中国海軍は通常の演習以外に机上演習、文化・スポーツ競技、シンポジウムなどの活動に参加。中国と参加各国は調和ある和やかな雰囲気の中、任務・感情面の交流を行ない、今後の専門交流・実務協力強化のために良好な基盤を築く。(提供/人民網日本語版・編集NA)

この記事のコメントを見る

まだ知られていない日中に関する情報
レコードチャイナを通じて世の中に発信しませんか?ご連絡はこちらまで

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携