Record China 2007年12月31日(月) 11時43分
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2007年、レコードチャイナでは様々なニュースを報道してきた。1年を振り返り、特に反響の大きかった10本を「2007年10大ニュース」としてシリーズでお送りする。1本目は2月に報道した「ペンキではげ山緑化事件」。
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2007年、レコードチャイナでは様々なニュースを報道してきた。1年を振り返り、特に反響の大きかった10本を「2007年10大ニュース」としてシリーズでお送りする。
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1本目は2月に報道した「ペンキではげ山緑化事件」。雲南省昆明市富民県で「老首山」というはげ山を数千平方メートルもの広さにわたって緑色のペンキで塗り、遠くから見ると木々が植わっているように見えるよう“緑化”していることが分かり、環境破壊ではないかと論議を呼んだ。
同県は06年の夏、47万元(約700万円)の経費をかけて、採石場跡地などがあったこの山にペンキを塗った。地元の住民は「この費用で苗木を買えば、たくさんの山に植林ができる。緑色にはげ山を塗っても本当の緑化にならない」と首をかしげている。
専門家は、ペンキは化学物質のかたまりで、土壌汚染や水質汚染の元凶にもなり、安易に緑色を塗っても環境悪化が進むだけ、「どうして短絡的にこのようなことをおこなったのか理解できない」としている。
ペンキを塗った同県農林部門は詳細な説明を拒否しているが、この山の近くに建設している中国共産党地方委員会の新しい建物の「風水」を良くするのが目的と言われている。
これを受け、国家林業局は調査を行い、スポークスマンの曹清堯(ツァオ・チンヤオ)氏は「このペンキ事件は個人の信仰心が引き起こしたものであり、造林面積をごまかすものではない。しかし、各地の林業部門はこの教訓を得て、緑化や美化を人々に広め、理解を深めることで真の緑化を目指すべきだ」とコメントした。(翻訳/KT・構成/藤野)
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