Record China 2007年12月31日(月) 19時16分
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2007年12月、中国西部に存在する氷河はこの5年間で7.4%も減少。慢性的になった水不足を解消するために、近隣の山奥に住む遊牧民3万人が移住を余儀なくされている。 写真は空撮したチョモランマ。
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2007年12月15日、中国の「華南都市報」は地球温暖化の影響を受け、国内の氷河がこの5年間で平均7.4%も減少していると報じた。
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2002年に行われた調査では、国内の氷河数は4万6298本、総面積5万9400平方キロメートルで、地球上の低緯度に存在する氷河面積の50%を占め、総体積は5590立方キロメートルであった。
今年発表の「中国氷河資源およびその変化調査」によると、氷河減少が最も著しいのはイリ河流域、ジュンガル盆地、ヤルンツァンポ川上流地区などで18%以上、祁連山とアムネマチン山、ランチャン河地区などで10%以上となっている。
氷河の縮小は水資源の供給減少に直接つながる大問題であるため、解消策として政府は氷河が存在する地域での人口抑制に乗り出した。これにより、甘粛省の祁連山奥地に暮らす遊牧民3万人が環境保護を理由に転居を命じられたと伝えている。(翻訳・編集/本郷智子)
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