人民網日本語版 2016年6月19日(日) 21時30分
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イタリア、ドイツ、米国、イスラエルの研究者は、高精度衛星イメージングデータと世界2万カ所以上の地上観測点を結びつけることで、現時点で最も精密な世界光害影響評価マップを作成した。資料写真。
10日に発表された研究結果によると、光害により地球の3分の1の人が、夜の銀河を見ることができないという。新華社が伝えた。
イタリア、ドイツ、米国、イスラエルの研究者は、高精度衛星イメージングデータと世界2万カ所以上の地上観測点を結びつけることで、現時点で最も精密な世界光害影響評価マップを作成した。その結果、地球の人口の8割が、人工的な光によって汚染された空の下で生活していることが分かった。北米の8割弱、欧州の6割の人は、銀河を見ることができない。
光害が最も深刻なのはシンガポールで、クウェート、カタール、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、韓国、イスラエルが続いた。スコットランド、スウェーデン、ノルウェー、スペイン、オーストリアの一部地域など、欧州西部は光害による影響が少ない。影響が最も少ないのはチャド、中央アフリカ共和国、マダガスカルで、いずれもアフリカだ。
同研究はさらに、20カ国・地域(G20)諸国を専門的に研究した。その結果、イタリアと韓国の光害が最も深刻で、カナダとオーストラリアが最も軽度だった。
都市部は地球上で光害が最も深刻な場所だ。ボストンからワシントンDCまでの一帯、ロンドンからリバプールまでの一帯、北京・香港・台湾、エジプトのカイロなどでも、銀河を目にすることは難しい。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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