Record China 2007年12月21日(金) 15時5分
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2007年12月、北京のオリンピック村に設置されている温水空調設備。“地球に優しい”オリンピックが存分に体現されるエコロジー設備は、五輪開催期間に起こるヒート・アイランド現象の抑制効果が期待できるという。
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2007年12月20日、北京のオリンピック村に設置されている温水空調ステーションの様子をチャイナフォトプレスが報道した。
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08年北京オリンピック公園の主要設備となるオリンピック村は、総建築面積55万平方メートル、42棟の住居ビルと付属設備で構成されており、世界各国からの1万6000人の競技選手とその関係者を収容する。ここでも“地球に優しい”オリンピックが存分に体現される見込みで、北京天銀地熱開発有限公司が億単位の資金(約15億円以上)を投資して、ここに温水暖房設備を設置した。
これは汚水処理場で再生処理を施された再生水を利用するもので、再生処理の際に発生する熱源を利用して空調設備に応用する。夏季の冷房設備に利用される冷却水4.5万tの節約となり、開催期間に起こるヒート・アイランド現象(都市部の異常な気温上昇)を回避する効果が期待できるという。毎年冬季に生産される再生水から利用できる熱源は、石炭に換算すると3600t相当分で、これによって二酸化炭素排出量を8600t相当分抑えることができる。(翻訳・編集/愛玉)
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