Record China 2007年12月20日(木) 15時10分
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どこの国でも役人天国?中国甘粛省のある地方政府では勤務時間中にパソコンゲームに映画鑑賞とやり放題。市民の不満爆発もどこ吹く風だったという。写真は甘粛省政府のロビー窓口。
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2007年12月19日、甘粛省蘭州市政府ロビー窓口の公務員が勤務時間中にパソコンゲームや映画鑑賞などをしていることに関し、市民が猛烈に怒っている。これに対し同政府では「勤務中にパソコンゲームなどをした職員にはマイナス評価をし、かつ優秀人物選出の対象から除外する」と厳しい(?)対応をしているという。「西部詳報」が伝えた。
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「西部詳報」の記者が蘭州市政府のロビーに出向いた際、壁に掛けられた「勤務中は禁煙、パソコンゲーム禁止」「政府のイメージを汚すな」などのスローガンが特に目に付いたという。
窓口では2人の女性職員がパソコンでトランプゲームをしている最中で、内1人は同時に映画も見ていた。
記者「ここの職員ですか?」
女性職員A「そうよ」と素っ気無い態度。記者がカメラを準備し始めるとそれを見て、
女性職員A「下手こいたー」と大慌て。
記者「現在は勤務時間中、ゲームはないでしょ!」と注意すると、
女性職員A「ごめんなさい」を連発しつつ「勤務中のゲームはダメよね」と一応反省の色が見られた。
ところがもう1人の女性職員は、
女性職員B「だってもうすぐ業務終了時間なんだもん。だから…」と反省したり謝るわけではなく、記者に対し言い訳に終始。
この後彼女は上司のところへ出向き「パソコンゲームは勤務時間中でなく、業務終了後に始めたもの」と前言を翻し釈明したという。
こうした状況に対し、蘭州市政府は過去にも様々な対策を立ててきた。ゲームを制御するソフトをインストールし、強制的に禁じようとしたところ、職員がその制御ソフトをウィルスと勘違いして削除してしまい、結局役に立たなかったり。また、多くのお題目を並べ立てた規定を作り職員の「治療」を試みたり。
そして現在、蘭州市政府では「勤務中に映画を見たりパソコンゲームやチャットをした職員に対し、マイナス評価をするとともに優秀人物選出の対象から除外する」という一般市民にはあまり厳格とも映らないような規定を定め、対応しているという。(翻訳・編集/HA)
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