化学原料で作った偽「食用クラゲ」が市場に出回る、長期摂取で神経系への影響も―中国

Record China    2016年5月10日(火) 7時30分

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8日、中国浙江省湖州市の警察当局はこのほど、地元の市場で販売されていた大量の偽「食用クラゲ」を押収した。資料写真。

2016年5月8日、揚子晩報によると、中国浙江省湖州市の警察当局はこのほど、地元の市場で販売されていた大量の偽「食用クラゲ」を押収した。

容疑者3人は約1年にわたって偽クラゲを生産、販売したとみられており、取り調べの結果、食品安全基準に合致していないことを知りながら化学原料を使って偽クラゲを作っていたことが明らかになった。うち1人は「クラゲの卸売価格はキロ当たり60〜80元(約1000〜1300円)、養殖には40日ほどかかる」「人体に悪影響を与えることは知っていたが、偽物を作るコストは養殖の半分くらいで済む」と説明、さらに江蘇省常州市のある人物から製造方法を学んだとの供述を行った。

その後の捜査で逮捕されたこの人物は、仲間とともに過去1年間で偽クラゲを10トン以上生産していたもよう。クラゲは中華料理の前菜などによく使われるが、この偽クラゲを長期的に摂取した場合、栄養の吸収や神経系に影響を及ぼす危険性があるとの指摘が出ている。(翻訳・編集/野谷

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