Record China 2007年12月13日(木) 17時39分
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ドイツで開催中の「秦始皇帝兵馬俑展」にニセモノ騒ぎが噴出した。しかし、そもそも「兵馬俑」とはどんなものなのだろう?
12日、ドイツで開催中の「秦始皇帝兵馬俑展」に出展されている8体の兵馬俑は違法なニセモノである―そんな衝撃的なニュースがドイツ通信社(DPA)によって伝えられた。
1987年に世界文化遺産として登録された西安の「兵馬俑」の名前は、誰もが一度は聞いたことがあるだろう。ニセモノを騒ぎが起こるほど、見る価値のあるものなのだ。しかし、そもそも「兵馬俑」とは一体どんなものなのか?
古代中国では死者の副葬品を「俑」と呼んでいた。その中で兵士や馬をかたどったものを「兵馬俑」と呼ぶ。それがいつしか通称として、秦(前221〜前207年)の始皇帝稜に納められたものだけを指して「兵馬俑」とするようになった。
この兵馬俑が発見されたのは1974年と比較的最近のこと。地元の農民が井戸を掘る際に偶然見つけられるまで、2000年も眠っていたことになる。納められていた兵馬俑はおよそ7000体で、平均身長は兵士が1.8m、馬が1.5m。兵士の俑には一つとして同じ顔をしたものがなく、身分によって服装がまちまちである。そこから、秦の軍隊が他民族の混成部隊であったことも分かっている。また、その兵馬俑たちは、すべて敵国のあった東を向いているという。
現在も発掘作業は続いており、文官や芸人などの俑や、始皇帝が住んでいた宮殿のレプリカなども副葬品として発見されている。(翻訳・編集/愛玉)
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