Record China 2007年12月13日(木) 9時5分
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2007年12月、仏ダノン、中国のワハハ両社ともに話合いによる解決を望んでいるが、問題の行方にはまだまだ紆余曲折が予想される。
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2007年12月12日、フランスのダノンと娃哈哈(ワハハ)グループによる商標「ワハハ」の使用権に端を発した訴訟合戦は最近ますますエスカレートし、両国の首脳までも巻き込んだ大事件に発展している。ダノン側とワハハグループの宋慶后(ソン・チンホウ)董事長はお互いに「平和的な交渉が最良の解決方法である」と語っているという。「新京報」が伝えた。
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フランスのサルコジ大統領が11月末に訪中し、胡錦涛国家主席と両社の問題について話し合いを持った結果、問題解決に向けて平和的に語り合う機運が大いに盛り上がった。これを機に中国の政府関係部門が両社関係者を招集し、双方が各自の観点を述べ合ったが、結局不調に終わったという。
ダノンの法律顧問は「話し合いが問題解決の一番良い方法。我々はワハハグループの宋董事長が話合いを拒否したので法律に訴えたに過ぎない。現在、両国の首脳もこの紛争に注目しているので、お互いに冷静に話し合いにより解決したい。そのため11月には宋董事長個人の訴訟案件について一時的に保留にした」と語り、あくまで話合いにより問題解決に導きたいことを表明した。
一方、ワハハグループの宋董事長は「話し合いが出来るかどうかはダノン次第だ。話合いの前提条件は、ダノンが先に訴訟を取り下げるか、または少なくとも両社同時に訴訟を取り下げることだ。ワハハ側が先に訴訟を取り下げることはありえない」とあくまで強気の構えだ。
ダノン側は10日、話合いが行われるのであれば全ての訴訟案件を一時棚上げしても良いとの考えを明らかにした。(翻訳・編集/HA)
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