Record China 2007年12月7日(金) 10時24分
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2007年12月、来年、中国の通貨政策が10年ぶりに「安定」「引き締め強化」へ変更される予定。資料写真。
2007年12月6日、5日に終了した中央経済工作会議からの情報によると、中国は来年、10年の長きにわたって実施してきた安定した通貨政策を終了させ、引き締めを強化した通貨政策へと変更するという。「新華社」が5日に伝えた。
中国は1997年のアジア通貨危機以降、安定した通貨政策を採用し始めた。1998年から2002年にかけてはデフレ圧力に面し、このときの安定した通貨政策は通貨供給量の増加を目指していた。
2003年以降、融資、投資、外貨預金の急増および経済成長率の著しい伸展など、中国経済は激しい勢いの新変化に面し、預金準備金率や利率を数回引き上げる政策を採るなど安定した通貨政策は徐々に内的変化を生じ始めていた。さらに今年に入り、各地で物価の著しい上昇が目立ち、インフレ圧力が増大して来ていた。
こうした状況の中、中央経済工作会議では「インフレの発生防止」と「経済の過熱化防止」のため、来年はマクロ調整における通貨政策の重要な作用をさらに発揮させ、貸出総量と資金投入のタイミングを厳格にコントロールしていくことが必要である、と通貨政策変更の必要性を指摘したという。
また、財政政策については引き続き「安定」を維持していくとしており、中国政府の政策は来年、2005年から続いた「2つの安定」から「1つの安定、1つの引き締め」政策に替わることになる。(翻訳・編集/HA)
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