熊本に住む華人、自身の支援活動に「特別なことはしていない」と胸の内語る=保管場所公開し物資の受け取りを呼びかけ

Record China    2016年4月22日(金) 13時10分

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22日、熊本地震の被災者を支援しようと多くの在日中国人が立ち上がり活動を展開している。写真は佐藤さんが管理する物資保管場所。住所:熊本市中央区大江4丁目1−16。

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2016年4月22日、熊本地震の被災者を支援しようと多くの在日中国人が立ち上がり活動を展開している。

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人民網によると、21日未明には在日中国人ボランティア組織「熊本賑災」の支援チーム第2陣が熊本県南阿蘇村に救援物資を届けた。第2陣は北海道や関東、関西から集まった20人の中国人ボランティアで編成されたチームで、一行は余震や土石流といった危険を乗り越え、物資が不足している南阿蘇村救援物資を無事届けた。第2陣チームはしばらく現地に滞在し、現地の状況や需要を把握したうえで物資の振り分けや救援活動に参加する予定という。

在日華人の支援活動は熊本県内でも展開されており、自身の安全を確保した上で被災者に支援の手を差し伸べている。Record Chinaは一連の関連で熊本県に住む男性と知り合った。男性の名は佐藤さんで、熊本県に15年間住んでいる帰化した華人。熊本で中華料理店を営んでいたため華人の間では知られた人物。

地震発生後、福岡や東京など各地の華人が集めた救援物資が熊本に届けられ、佐藤さんはこうした物資の振り分け作業を「くまもと森都総合病院」の近くで開始した。物資について佐藤さんは、「国籍に関係なく、物資を必要とする被災者に分け隔てなく振り分けている」と語っている。さらに、佐藤さんはSNSで物資の情報や自身の連絡先を公開し、滞りなく物資を振り分けられるように活動している。

取材に対し佐藤さんは、「私がいなくても誰かがやっただろう。私は注目を集めるような特別なことをしているわけではない」と話し、被災者が自ら物資を受け取れるように、自身が保管している物資の場所を伝えてほしいと述べていた。佐藤さんが物資を保管しているのは「熊本市中央区大江4丁目1−16」。物資が必要な方で保管場所まで行く余裕がある人はぜひ足を運んでほしい。(取材/内山)

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