Record China 2007年12月4日(火) 20時51分
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嫦娥1号の月面写真は偽物なのではないか?との声がネット上で起こっている。これに対し、プロジェクト主席科学者の欧陽氏がコメントを発表した。
2007年12月2日、中国新聞網によれば、最近、一部のネット住人の間で、「嫦娥1号」の撮影した月面写真は実は2005年に米国が撮影した月面写真なのではないかとの疑いの声が出ているが、これに対し、中国の月面調査プロジェクトの主席科学者である欧陽自遠(オウヤン・ズーユエン)学士院会員が昨日この疑問に答えたそうだ。
2枚の画像が撮影されたのは、ほぼ同じ場所であり、撮影された時間帯も近かったため、同じように写真になってしまった。しかしよく見れば2枚の画像には当然違いがあるのがわかるはずだ、と欧陽氏は主張。「嫦娥1号」の月面写真には、米国の写真にはない、2005年以降にできたとされる新たなクレーターが写っている。
欧陽氏は「嫦娥1号の撮影した月面写真に嘘偽りはない、これは中国が初めて撮影した月面写真だ」と疑いを否定しつつ、ネット上で起こっている疑問にも理解を示した。米国のアポロを引き合いに出し、「あれほど偉大な貢献をしたにもかかわらず、今ではあれは嘘だったのではないかとの声もあるが、NASAはこれをまったく相手にしていない」「近頃の華南トラの写真が本物かどうかいう声があるが、あれが嫦娥1号の写真にも伝染したのだろう」と語った。
「嫦娥1号の撮影した月面写真は間違いなく本物。嫦娥1号の仕事はこれからも一年間続く」と欧陽氏は率直に語った。(翻訳・編集/岡田)
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