「乳がんデータバンク」を初設立、効果的な治療法を探る―香港

Record China    2007年11月30日(金) 18時19分

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香港で乳がんデータバンクが初設立された。患者のカルテを集め分析することで、効果的な治療方法の発見が期待できる。また女性への定期検診の呼び掛けを行っている。参考写真。

2007年11月29日、中国新聞網の報道によると、女性のがん患者のうち4人に1人が乳がんを患っていると、香港乳がん基金が発表した。また、この基金において香港で初となる「乳がんデータバンク」を設立し、患者のカルテを集めて分析し、より効果的な治療方法の発見に役立てる。カルテの提供の協力と共に、乳がんの定期検診を受けるよう呼び掛ける。

香港乳がん基金の創設者、張淑儀(ジャン・シュウイー)医師によると、2004年の統計で、毎年の女性のがん発病率の中で一番高いのが乳がんであり、女性のがん患者の22%を占めていた。平均して1日6つの新症状が確認され、高額な治療費は50万元(約800万円)に及ぶ。

また、張医師は、乳がんのデータや治療の状況のデータを集めることは、効果的な治療方法の発見のためにとても重要だと、乳がん患者にデータの提供を呼び掛けている。また40歳以上の女性は特に定期検診が必要とのことだ。

張医師は、2008年度には乳がん患者の25%のデータが集まり、2009年度には50%まで進むと期待している。また、香港乳がん基金では、来年8月に乳がんデータバンク活動費の募金のための演奏会を開く予定だ。(翻訳・編集/浅野)

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