天上から伝わる「民族の歌合戦」！山間に朗々と響くトン族の歌声―貴州省

2007年11月28日から2日間にわたって、貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州では第4回「トン族歌祭り」が行われた。会場では84の企業参加者と94人の個人参加者がこぞって伝統歌曲を披露した。

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メイン・イベントである歌合戦は「大歌」と呼ばれる合唱で、無伴奏、無指揮者で行われる多重唱。歌はトン族にとって歴史や伝説、文化を伝承する重要な手段。トン族の民話によると、その昔、トン族の先祖がタカやカササギに乗って天上へ赴き、そこに生えている歌の樹から種を採って帰ったのが歌唱の始まりだと言われている。

この催しは地域の文化資源の保護と観光業振興のために4年前より毎年行われている。「大歌」のほかにもトン族の結婚式再現や闘牛、闘鶏などが催される。(翻訳・編集/愛玉)