崩壊寸前の中国医療、新保険制度が立て直しの契機となるか―北京市

Record China    2007年11月28日(水) 18時17分

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11月26日、北京市衛生局は賄賂・キックバックなどの違法営業を行った医薬品業者・医療機器メーカー21社を発表。業者による贈賄横行の背景には、崩壊寸前の中国医療の現実が横たわる。

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2007年11月26日、北京市衛生局は賄賂・キックバックなどの違法営業を行った医薬品業者・医療機器メーカー21社を発表した。業者による贈賄横行の背景には、崩壊寸前の中国医療の現実が横たわる。

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中国の一般市民の悩みといえば、「マイホーム購入」「子供の教育費」、そして「医療費用」だ。かつての国有企業中心の保険制度は完全に崩壊、物価から考えれば極めて高価な医療費が請求されるようになり、一般人は医者にかかれないような状態が続いている。

医療費が高騰する一方で、病院の経営も決して好調ではないという。政府からの財政援助が年々縮小するなか、医者・医療スタッフの給料遅配も珍しくはない。診療報酬が制限されるなか、多くの病院は薬価差益を主な収入としている。医薬品・医療機器メーカーによる贈賄・キックバックの横行にも収入源に乏しい病院の現実が背景にある。(翻訳・編集/KT)

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