Record China 2007年11月22日(木) 10時54分
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20日、重慶市・長江大橋の上流500m地点で野生の中華チョウザメと思われる魚が捕らえられた。全長35cmのその魚は現在、鑑定を待っている。
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2007年11月20日、重慶市の大渡口に住む漁師・牟紹成(モウ・シャオチョン)さんが、長江大橋の上流500m地点で野生の中華チョウザメ(カラチョウザメ)と思われる魚を捕らえた。全長35cmのその魚は、重慶興澳海底世界重慶野生水生物救助センターに送られ、鑑定を待っている。
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中華チョウザメとは中国の国家一級保護動物に指定されている、特殊な生理構造をもつ魚。古代の軟骨魚と似た特徴を持ち、同時に、硬骨魚の特徴も兼ね備えている。生物進化の縮図とも捉えられるその生態は、“生きた化石”と称されている。また、絶滅危惧種にも指定されており、その希少性から“水中のパンダ”とも呼ばれる。
今回捉えられた中華チョウザメと思われる魚はまだ幼魚で、体重わずか200gだが、黄色がかった黒色の外観と、骨の数からしておそらく中華チョウザメだろうと思われる。重慶興澳海底世界総監・劉智超(リウ・ジーチャオ)氏によれば、長江ではここ30〜40年、野生の中華チョウザメは発見されておらず、もし今回発見した魚が野生の中華チョウザメなら、その発見意義はとても大きいものになる、としている。
人工繁殖でかろうじて種の絶滅を免れている中華チョウザメだが、今回捉えられた野生種と目される魚は現在、西南農業大学の教授が鑑定作業にあたっている。(翻訳・編集/愛玉)
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