2016年2月12日、米国営放送ボイス・オブ・アメリカ（中国語電子版）によると、中国で消息不明になって十数年になる米国人大学生が、北朝鮮に拉致された疑いがあることが分かった。米議員が指摘した。

消息が分からなくなっているのは、米国人大学生のデビッド・スネドンさん。クリス・スチュアート下院議員（ユタ州選出）らによると、スネドンさんは04年8月14日、中国雲南省で登山中に行方がわからなくなった。スネドンさんは韓国語に堪能で、夏の間に中国を学ぶため北京に留学していた。米国に帰国後は中国文学の学位を取得する予定だった。

スチュアート議員によると、中国当局と米国務省は「登山中に滑落して死亡した」と発表したものの、遺体は発見されていないという。同議員は「目撃者の証言と当局の主張には食い違いがある」として、北朝鮮に拉致された可能性があるとの見方を示した。（翻訳・編集/大宮）