温水プールや泥パック!深い雪に包まれる極寒の街で、熱帯動物の越冬模様―黒龍江省ハルビン市

Record China    2007年11月16日(金) 13時5分

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15日、チャイナフォトプレスによるハルビン市からのレポート。極寒のハルビンで、動物園の熱帯動物たちはどう過ごしているのだろうか?

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2007年11月15日、チャイナフォトプレスによるハルビン市からのレポート。「氷の都市」の愛称もある黒龍江省のハルビン市は、北海道の稚内とほぼ同じ緯度で、真冬は−30℃にも達する極寒の地。この地にもついに、本格的な冬がやってきた。雪や氷の織りなす美しい景色が楽しめる季節だ。

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しかし、ハルビンの動物園にいる、アフリカや熱帯アジア出身の動物にとっては頭の痛い季節。彼らはどうやって、この厳しい冬を乗り越えるのだろうか?

ゾウやカバ、サイなど大型の動物たちの檻は真冬でも20℃前後の室温が保たれており、莫大な電気料金を消費する。常に水に浸かっていなければならないカバには特別に温水プールも用意されている。反対に、水の苦手なサイは温めた泥のパックが大好きだ。今年7月に入園したばかりのキリンが迎える初めての冬には、専用のボイラーが用意された。温かいフラミンゴの檻の窓には、冷たい外気が霜になって張りついている。

もっとも、彼らの越冬準備は秋から始まっている。高カロリーの餌で皮下脂肪をたっぷりつけてもらい、冬に備えるのだという。飼育員たちの手厚いケアによって、動物たちもはじめて、快適な冬を過ごすことができるのである。(翻訳・編集/愛玉)

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