中国農村に建設された巨大な毛沢東像、3日天下で撤去される=日本ネットは「韓国の少女像も撤去して」と反応

Record China    2016年1月12日(火) 16時40分

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12日、中国の農村に無許可で建設されていた故毛沢東主席の像が撤去されたことについて、日中のネットユーザーがコメントを寄せた。

2016年1月12日、中国河南省通許県の農村に無許可で建設されていた故毛沢東主席の巨大な像が撤去されたとの報道について、中国ネットから「毛主席は永遠に人々の心の中に存在する!」とのコメントが付くと、日本ネットからはすかさず、「韓国の慰安婦像も撤去して心の中に持ち続けてくれ」との反応が返ってきた。

毛沢東像が建設されているとAFP通信が伝えたのは1月5日。高さ約37メートルの像で、表面は金色に塗装されていた。総工費300万元(約5500万円)は複数の企業家が拠出したとのことで、ネット上で話題になっていた。ところが3日目の8日には中国メディアの人民網が像は撤去されたと伝えた。地元政府によると、この像は登記や審査、許可などを得ていなかったという。

中国のネットユーザーからは「既に造ってしまったものを壊すなんてもったいない」などの声もあったものの、大半は「共産党は個人崇拝をしないし、そもそもこの像は醜すぎる」「建設に反対しないが、造るんだったらもっと美しく造ってほしい」と批判的で、「偶像は重要ではない。真の中国人の心の中には毛沢東がいると信じている」との心情が寄せられた。

これについて日本のネットユーザーからは「法律うんぬんだったら建設中に中止させたはず。大躍進政策の犠牲者が多かったところなので予想以上の反感を買ってしまったのだろう」「37メートルもある建立物なら、建設途中で周囲の役人たちが気付くと思う。建築許可も得ず未登記のまま建立した村人たちも、どうかと思うが」とも声も出たが、どうしても連想してしまうのは隣国の少女像の存在で、「無許可なら仕方ないね。無許可なのに撤去しない国もあるけど」などのコメントが付いてしまうものだ。(編集/長澤)

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