国連事務総長、サウジとイランの国交断絶に遺憾の意、「緊張を高める行動の回避を」―中国メディア

Record China    2016年1月5日(火) 14時50分

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4日、国連の公式サイトによると、潘基文事務総長はイランとサウジアラビアの外相に対し、緊張状態を高めるようないかなる行動も取らないよう電話で促した。写真は潘事務総長。

2016年1月4日、国連の公式サイトによると、潘基文(パン・ギムン)事務総長はイランとサウジアラビアの外相に対し、緊張状態を高めるようないかなる行動も取らないよう電話で促した。5日付で環球網が伝えた。

サウジは2日、シーア派の指導者ニムル師を含む47人をテロに関与したとして処刑したことを明らかにした。これを受け、シーア派の多いイランの市民が同国にあるサウジ大使館を襲撃。サウジ外相は3日にイランとの国交断絶を宣言し、4日にはバーレーン、スーダンがこれに続いた。アラブ首長国連邦もイランとの外交関係を見直しており、ロシア、ドイツ、フランスなどがサウジとイランに対話による矛盾の解決を呼び掛けている。

潘事務総長は両外相への電話の中で、処刑に対する「非常な驚き」を伝えるとともに、大使館襲撃を非難。断交に遺憾の意を示し、「両国は地域の利益のために建設的な貢献を続けるべき」との考えを強調した。(翻訳・編集/野谷

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