香港人気作詞家が中国での講演会中止、「現代の紅衛兵」が民主派デモ支持を告発―香港

Record China    2015年12月26日(土) 21時40分

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25日、香港の人気作詞家のラム・チェッ氏が、中国の大学で予定していた講演会の中止を発表。昨年の民主派デモ支持を指摘されたのが原因とみられている。写真はラム・チェッ。

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2015年12月25日、香港の人気作詞家のラム・チェッ(林夕)氏が、中国の大学で予定していた講演会の中止を発表。昨年の民主派デモ支持を指摘されたのが原因とみられている。文匯報が伝えた。

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フェイ・ウォン(王菲)をはじめ数多くの人気アーティストの楽曲を手掛け、中華圏を代表する作詞家。昨年までに発表した楽曲数は3300曲を超え、香港の作詞家では過去最多となった。

ラム・チェッ氏は今月27日に中国・広西チワン族自治区の広西大学で講演会を開催予定だったが、同大学の中国版ツイッターが25日、中止になったことを伝えた。この前日、香港の親中派市民団体「愛護香港力量」メンバーで、女性活動家の陳浄心(アンナ・チャン)氏が中国版ツイッターで、ラム・チェッ氏が昨年の民主派デモを支持していたと告発。「その曲がった思想を中国の学生に聞かせるな」と、激しい口調で中止を求めていた。

講演会中止の理由について、ラム・チェッ氏側から公式発表はされていない。しかし、陳浄心氏の発言によって、会場の混乱を招くことを恐れての判断と思われる。

陳浄心氏はこれまで、民主派デモ支持の芸能人の名前を中国版ツイッター上に挙げては批判してきた。今回の行動について俳優アンソニー・ウォン(黄秋生)は、「自分は共産党本部のつもりか」と非難。香港のネットユーザーからも、「現代の紅衛兵だ」などと批判の声が聞かれている。(翻訳・編集/Mathilda

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