Record China 2015年12月31日(木) 21時0分
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今年も残りわずかとなった。韓国のこの1年の出来事を「2015年韓国10大ニュース」として振り返る。9本目は、賭博や裏金などの問題で揺れに揺れた韓国スポーツ界。資料写真。
今年も残りわずかとなった。韓国のこの1年の出来事を「2015年韓国10大ニュース」として振り返る。9本目は、賭博や裏金などの問題で揺れに揺れた韓国スポーツ界。
2015年12月16日、韓国・聯合ニュースは、韓国各紙・誌のスポーツ記者が選ぶ「今年の10大ニュース」を報じた。これによると、記者たちの票を最も集めたニュースは「さまざまな腐敗に悩まされた韓国スポーツ界」。選手が打ち立てた輝かしい記録でも、国際大会での活躍の報でもなかった。
「さまざまな不正」のうち、野球選手が海外で賭博を行っていた問題は日本でも注目を集めた。日本でも野球賭博に関与したとして今年3選手が日本プロ野球機構(NPB)から無期失格処分を受けたが、韓国で違法賭博の中心人物と目されたのはヤクルトでも活躍していた林昌勇(イム・チャンヨン)。その後、今季阪神の守護神として活躍をみせた呉昇桓(オ・スンファン)までも、同様の疑いで検察の取り調べを受けた。2人はいずれもマカオで数千万ウォン相当の賭博を行ったことを認めており、来シーズンでの復帰は絶望的となっている。韓国では2人の他、林と同じサムスンライオンズ所属の選手2人が聴取を受けた。
また、9月に発覚したバスケットボール界などでの八百長・違法賭博も大きな騒ぎとなった。バスケ韓国代表にも選ばれた実績のあるプロ選手ら12人、柔道選手13人、レスリング選手1人がスポーツ賭博を行っていた疑いで捜査を受け、現役選手らは期限付きながら出場停止処分となった。
こうした問題が報道されるたび、韓国のネットユーザーからは、「スポーツ以外の部分もきちんと教育すべき」などの声が寄せられていたが、指導・教育する側にも腐敗は広がっていた。サッカー界では、審判が特定チームから裏金を受け取っていたとして逮捕、プロバスケチームの監督は選手らと同様に八百長と違法賭博に関与していたとしてプロバスケ界から永久追放となった。(編集/吉金)
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