「深センはマスク着けずに呼吸しても大丈夫!」=中国南方の企業、北京の大気汚染を人材獲得のチャンスに―米紙

Record China    2015年12月25日(金) 7時20分

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24日、環球時報は「北京の大気汚染を人材獲得のチャンスと捉える中国企業が出現している」と伝える米紙ニューヨーク・タイムズの記事を紹介した。資料写真。

2015年12月24日、環球時報は「北京の大気汚染を人材獲得のチャンスと捉える中国企業が出現している」と伝える米紙ニューヨーク・タイムズの記事を紹介した。

北京市は今月に入り、大気汚染警報で最高レベルとなる「赤色警報」を2度にわたって発令した。市民が白くよどんだ大気に健康不安を募らせる中、これを優秀な人材獲得のチャンスと捉えているのが中国南部の企業で、広東省深セン市の企業で人事を担当する女性は「会社周辺で味わえるきれいな空気」「マスクとは永遠に無縁の生活」を人材募集の売りにする。

これまでのところ、北京の人材が「大気汚染」を理由に南方に流れ込むという現象は起きていないが、大気汚染警報によってもたらされる生活の不便さやスモッグによる体調への影響にいら立ちや不安を抱える市民は多く、営業スタッフを募集中という深センのある不動産会社の関係者は「最近の若者は親の世代に比べて健康への関心が高い」と指摘。「深センは冬でも太陽の光を目にすることができるが、北京の冬は陰うつ」と北京とは違う魅力をアピールしている。(翻訳・編集/野谷

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