2015年12月5日、環球時報（電子版）によると、中国では「爆買い」に象徴される海外旅行者の急増だけでなく、国内旅行にも注目が集まっており、もはや閑古鳥が鳴くホテルはないという。

【その他の写真】

香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、中国では旅行消費全体の8割を国内分が占めている。今年上半期の国内旅行消費額は前年同期に比べて14．5％増の1兆6500億元（約31兆7400億円）に達した。業界関係者によると、交通インフラや観光地の整備が進んだうえ、経済的に余裕がある世帯が増えたためとみられる。今後5年は国内旅行市場は2ケタの勢いで伸びるとみられ、観光業が恩恵を受けそうだ。

中でも国内旅行者の増加を受け、各地のホテルがにぎわいを見せている。客室占有率も順調に上昇。特に北京では高級ホテルの需要が供給の倍以上に達している。（翻訳・編集/大宮）