Record China 2015年12月5日(土) 16時50分
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中国メディアは、中国の不動産はバブル状態ではなく、崩壊などあり得ないとする専門家の投稿文を掲載。これに日中両国のネットユーザーは、さまざまな声を上げている。写真は北京の住宅地。
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2015年12月4日、中国の不動産はバブルではない。だからはじけない―。中国メディアが、こんな専門家の見解を伝えると、中国人ネットユーザーは「デタラメもいいところ」などと猛反発、バブルを経験した日本のネットユーザーは「はじけてから分かる」などと反応している。
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中国メディア・新浪はこのほど、上海易居不動産研究院の楊紅旭(ヤン・ホンシュー)氏の投稿文を掲載。この中で同氏は「中国の不動産価格は下がると言われながらも崩壊することはなかった。そして2015年の住宅価格の年収比は、7.1%前後で合理的な範囲である」として、「大きなバブルにはなっていないし、ましてや崩壊などあり得ない」と主張した。
これに対し、中国のネットユーザーからは「住宅価格がこんなに高くてバブルではないと?デタラメもいいところだ」「需要と供給の関係について考えたことはありますか?」「でもおれたちが実際に目にしているのは多くのゴーストタウン。うちの実家の方では工業団地もゴーストタウンになった」などの書き込みが続々。
さらに「バックに政府がいるのだから、誰も不動産価格を下げるとは言えないだろ」「不動産業界からこの専門家はいくらもらったんだ?」「汚職役人にとってはバブルではなくても、庶民にはまったく手の届かない値段なんだよ」などの手厳しい意見もあった。
一方、「土地神話」に踊らされ、バブル崩壊で痛い目に遭った日本のネットユーザーは「実質的には自由主義経済じゃないから、自由主義経済での用語がそのまんま通用しないかもしれないのはそうかもね」としながらも、「バブルってのは、はじけてしまったってから、あれはバブルだったと分かるもの。時を待て」「バブルの時は、皆そう思いたいんだよね」「専門家からこんな発言が出てくること自体、はじける方向へ向かいだした証拠だよ」などとコメントしている。(編集/大隅)
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