2015年12月2日、韓国・YTNは韓国の女子高生の制服姿が冬になると独特に変貌する理由について報じた。

韓国の冬は寒い。真冬のソウルの最低気温は氷点下10度を下回ることもまれではない。そうした中、どんなに寒くても決められた制服しか着用を許されない場所がある。学校だ。記事では、韓国の冬を過ごすには余りに薄い制服で、寒さを何とかしのごうとする女子高生たちの姿が写真で紹介された。ある女子はスカートの下にジャージーをはき、腰にはブランケットを巻いたが、これはどちらも校則違反。フリースをちょっと羽織っても、校則違反で没収と減点。また、ある女子はコートや毛布を持ち歩いただけで「減点」だと校則の厳しさを訴えた。

記事は、「女子高生がブランケットや上着を羽織るのは、個性を示すためのおしゃれではなく、ただ寒さのためだ」とし、「高校生らしくない」という理由でこれらを校則で禁止するのは「虐待」ではないかと報じた。

この報道に、韓国のネットユーザーからは5000件近いコメントが寄せられている。

「女子の制服もズボンに変えたらどうかな。有無を言わさずスカートって、まるで朝鮮時代だよ」

「先生にも制服を着せよう！そうすれば公平だ」

「子どもたちが凍ってしまう…」

「気温マイナス3度の日、先生に『上に私服を着たら駄目ですか』と聞いたら、先生は『まだそんなに寒くない』と」

「先生もスーツだけを着て、髪も短く整えて出勤してください。もちろんネクタイも必ず忘れずにね」

「過去、朝鮮が弾圧されていた時代の日本式学校の名残だ。意味なく、根拠もなく、無駄と三拍子そろった校則。生徒が学校のメイン玄関を使えないのも理解できない。学校のあるじは生徒のはずなのに」

「職員室は、夏は涼しく冬は暖かい」

「校則も悪法であれば変えるべきだ」（翻訳・編集/吉金）