Record China 2015年12月4日(金) 3時31分
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1日、台湾・聯合新聞網によると、「繁体字」の世界遺産登録申請をめぐって、台湾のネット上で議論が行われている。写真は「歓迎」の簡体字(上)と繁体字(下)。
2015年12月1日、台湾・聯合新聞網によると、「繁体字」の世界遺産登録申請をめぐって、台湾のネット上で議論が行われている。2日付で環球時報が伝えた。
「繁体字」とは簡略化されていない中国語の漢字の字体で、現在では台湾と香港で使用されている。これに対して、簡略化された字体は「簡体字」と呼ばれ、中国本土では一般的にこちらが使用されている。
報道によると、台湾のあるネットユーザーは、「中国本土では、かつて繁体字の復活を求める声が上がったこともあったが、すべて否決された。香港では台湾と同じように繁体字を使用しているが、政府機関などでは徐々に簡体字を使用するようになっており、小学生も簡体字で教育を受けている。今後20年で香港は繁体字を使用しなくなるだろう。そうなれば、繁体字を使用するのは台湾だけになり、繁体字は『台湾文字』になる」としている。
これを受け、ほかのネットユーザーからは「台湾が異なる社会であることをより明確にするもの。世界遺産に登録申請しよう」と歓迎する声や、「“体”、“国”、“亀”といった文字の繁体字はとても煩雑で、台湾人でも簡体字を使用している」という意見など、賛否両論が上がった。
台湾では馬英九(マー・インジウ)総統が就任してからほどなく、繁体字を世界遺産に登録しようとする動きがあったが、単独では国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)に申請することができないため、実現していない。(翻訳・編集/北田)
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