2015年11月29日、韓国・SBSテレビは、身長を少しでも高く、脚を長く見せたいと、韓国人男性の間でかかとの高い靴が人気を集める一方、外反母趾などの足のトラブルも急増していると報じた。

かかと部分に数センチのクッションなどを埋め込み、女性用ハイヒールのように身長を高く見せる紳士靴が韓国で人気だ。あるデパート店員によると、男性客の半数ほどがこうした靴を履き、購入している。しかし人気の高まりと同時に、問題も増えている。ハイヒールをよく履く女性特有の症状と言われた外反母趾が、ヒール靴を愛用する男性の足にも現れ始めているのだ。報道によると、韓国人男性の外反母趾患者はここ4年で40％も増加している。

こうした状況に、SBSは整形外科医の警告を伝えたが、ヒール靴そのものを否定はせず、「つま先とかかとの高さができるだけ近い物を選ぶ」「つま先部分にも衝撃を和らげる素材を入れる」などのアドバイスを報じた。

これに、韓国のネットユーザーからは次のようなコメントが寄せられている。

「背だけ伸ばしてどうするつもり？」

「どうりで…だから食堂で小上がりに入りたがらないわけだ」

「中敷きを入れて身長182センチの人よりも、何もしないで180センチの方がいい」

「なぜヒール靴を履くかって？みんな、女性が身長の高い男性を好むことを知ってるんだよ。背が低い男は淘汰（とうた）される」

「そもそも背の高い男性はこんな記事は読まないね」

「でも、ちまたに180センチを超える男性がいないのはなぜ？まさか、ヒール靴を履いてもその程度ってことなの？」

「ヒール靴は法律で禁止すべき。女性が高身長の遺伝子を持つ男性を求めるのは本能だ。それなのに、ヒール靴で女性をだますのは明らかな詐欺！」

「自分の見た目が劣っている人ほど、理想の外見に執着するという研究があったよ」

「ヒール靴なんかにこだわっている男は実に情けないと思う。身長と同じくらい、懐も小さいのが分かる」

「185センチ未満の男性は認められない」（翻訳・編集/吉金）