2015年11月27日、環球時報（電子版）によると、ベルギー当局はこのほど、中東の過激派組織「イスラム国（IS）」が医療従事者を装い、病院など医療機関を襲撃する可能性があるとして警戒を呼びかけた。

香港メディアによると、仏パリの病院で先週、医療用の作業着数十着、靴、手袋、マスクなどが盗まれた。ベルギーの衛生相はこのほど、国内の医療機関に対し「ISのメンバーが院内にまぎれて侵入する恐れがある」として警戒を呼びかけた。また、各機関に備品などが盗まれないよう対策を取るよう求めた。

ベルギーの首都ブリュッセルはこのほど、テロ警戒レベルを最高の「4」に引き上げている。学校や地下鉄駅などが一時閉鎖され、近くで武装兵士が警護に当たるなど警戒を強めている。一方、仏情報部門はこのほど、ドイツに対しで「北ドイツの主要都市ハノーバーでテロが起きる恐れがある」として、サッカーの試合を中止するなど警戒を強めるよう呼びかけている。（翻訳・編集/大宮）