2015年12月1日、中国台湾網によると、台湾高雄警察は、フェイスブック上で自分が過激派組織「イスラム国（IS）」の構成員であると表明した29歳の男を、公衆を脅かした罪で逮捕した。

警察の調べによると、男は機械工場に勤めており、パリで連続テロ事件が起きた後の11月21日にフェイスブック上で「正直に言うと、実は私は『イスラム国』の聖戦士だ。ここには任務で来た」などと書き込んだ。これを見たネットユーザーが警察に通報し、男は逮捕された。

男は調べに対し、「いたずらだった。単なる冗談で、悪意があったわけではない」などと供述している。警察によると、男はナイジェリア人の母と台湾人の父を持つハーフで、母親は「私たちは敬虔（けいけん）なキリスト教徒。こんな冗談を言うなんて」と話しているという。なお、男は桃園地検へ送検された。（翻訳・編集/北田）